南米チリ北部、標高5000mのアタカマ高原に新たな天文学の拠点が作られようとして います。その名は ALMA(アルマ:アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)。北米、 欧州、日本、チリの国際協力によって作られるALMAは、「サブミリ波」という未開拓 の波長領域で集光力・解像度ともに従来の電波望遠鏡を大きく上回り、惑星系の誕生 や銀河の誕生の様子を詳しく見ることができると期待されています。