木星の衛星の中でもっとも内側を回る衛星イオには、惑星探査機ボイジャー1号によって活火山が発見されました。地球以外の天体で火山活動が認められたのは初めてのことです。火口からは硫黄やナトリウムを含むと考えられている物質が噴出しています。イオが火山をもつ理由は、木星の強い潮汐力によってイオ自体がゆがみ、その際に生じる摩擦によって内部で熱エネルギーが蓄えられているためだと考えられています。