地球上で天体を観測する時に邪魔になるのが、大気の揺らぎです。これがある ために、大きな望遠鏡を作っても星の像はゆらゆら揺れてしまいます。この揺 らぎを打ち消すのが補償光学という技術です。目標の天体と一緒に近くの星を 観測し、どれくらい星の像が揺れているかを瞬時に計算して、それを打ち消す ように処理が行われます。こうすることで、天体の細かな構造まで調べること が可能になるのです。