宇宙図-人は宇宙をどう描いてきたか-

趣旨

異分野の専門家が集まって、ざっくばらんに宇宙について語り合う宇宙図対談シリーズ。今回は東京大学本郷キャンパスでの開催です。ゲストは、美学を専門とされる大阪大学教授の藤田治彦先生。「天体の図像学」などの著作のある先生とともに、宇宙図制作員会の美術家小阪淳さん、コピーライター片桐暁さんらが、宇宙について語り合います。

今回のテーマは、宇宙を描く、ということ。古来、人々は太陽や月、星などの天体や、さまざまな天文現象に意味を見いだし、あるいは持たせ、私たちの世界観の中に取り込んで来ました。これまでの美術の歴史における天体の扱いを知ると共に、現代天文学が切り拓いた宇宙の姿が、今後どのような形で人々の世界観の中に取り込まれていくのか等、自由に議論していきたいと思います。

本イベントは、天文学普及プロジェクト「天プラ」が平成27年度子どもゆめ基金から助成を受けて実施します。

開催情報

演題
「宇宙図」-人は宇宙をどう描いてきたか-
日時
2016年2月28日(日) 14:00-17:00
会場
東京大学 理学部 小柴ホール
定員
100名
参加費
無料

登壇者・司会

登壇者

小阪 淳 氏
(こさか じゅん)

'94年-'00年SFマガジン(早川書房)装画担当。’09年より朝日新聞「論壇時評」ビジュアル連載。'06年文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。同年Sony Explora Science(北京)に4作品常設。文部科学省「一家に一枚宇宙図2007」制作に参加。 '07年カンヌ国際広告祭2007 Cyber Lions 銅賞受賞。 '10年東京書籍「宇宙に恋する10のレッスン」出版(共著)。

Web Site

登壇者

片桐 暁 氏
(かたぎり あきら)

東京芸術大学大学院修了。コピーライター/クリエイティブ・ディレクター。ジャンルを問わず、さまざまなブランド及びプロダクトにまつわる、ブランディング及び各種クリエイティブに従事。文部科学省「一家に1枚 宇宙図2007」制作に参加。’10年、最新の宇宙論を恋愛小説の体裁で解説した一般向け科学書「宇宙に恋する10のレッスン 最新宇宙論物語」出版(東京書籍、共著)。「太陽系図」「光図」制作委員会。

登壇者

藤田 治彦 氏
(ふじた はるひこ)

大阪大学大学院文学研究科教授(美学)。著書に『天体の図像学』(八坂書房)、『ターナー』(六耀社)、『ウィリアム・モリス』(鹿島出版会)、『ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ』(東京美術)など。古代から現代までを扱う『アジア・デザイン百科事典』 Encyclopedia of Asian Design (Berg Publication, London)全4巻の編集長を兼務。