2006年6月3日
シカゴ出張 その２
今日で３日間の会議が終わりました。もともと人見知りな私にとっては、メールでしかやりとりしなかった人たちと直接顔を合わせるのは、なかなか刺激的で気が張りっぱなしでしたが、まあ、終わってみれば面白かったですね。明日は一日休養をとって、明後日にはサンフランシスコに移動です。
今日は最終日ということもあって、昼食後はフェルミの人たちに研究所の最上階に連れて行ってもらいました。研究所は15階建てなんですが、そこから撮った写真がこれ→です。日本じゃぁ、ちょっと考えられないですね。このストレートの地下には反対側にある加速器で加速された粒子が飛んでいくトンネルがあるそうなのですが、知識では知っていても実際に目の前に見せられると、圧倒されます。
N谷さんが以前、「SONY製品のデザインが美しいのは、デザインを追求した結果ではなく機能性を追求した結果、美しいデザインになった」と言っていたのを思い出しました。理学ってのは、美しさを追求する学問なんだというのが実感できます。ATPを持ってきていないのが悔やまれました（笑）
投稿者 たかなし : 12:37 | - | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年6月1日
シカゴ出張 その１
昨日からSDSS-II Supernova Surveyの研究打ち合わせで、シカゴの郊外にあるフェルミ国立加速器研究所に来ています。加速器というとあまり天文学って感じがしませんが、フェルミはSDSSプロジェクトの重要な拠点のひとつで、大勢の天文学者も働いています。
このフェルミラボがあるのはシカゴから車で約１時間の片田舎なのですが、風景がとても不思議です。見渡す限りの平原の中、巨大な研究棟がででんと、そして直径2kmの円周形をした加速器に、写真のような給水塔（？）がちらほらと。これで草木がなければ、素晴らしくシュールな光景です。こんなところで、毎日宇宙の秘密を追いかけ回している人がいるのかと思うと、ただただ人間って面白い生き物だなぁと感嘆です。
フェルミラボの地図：
http://www.fnal.gov/pub/visiting/map/site.html
投稿者 たかなし : 14:42 | - | コメント (3) | トラックバック (0)