2006年7月5日

インド出張 その1

インドの天文台との観測協力の打ち合わせのため、日本からクアラルンプール経由でインドのバンガロアへ。

マレーシア航空の機体はなかなか良い機体(シートテレビ完備)。
スチュワーデス/スチュワートさんの格好も民族衣装っぽくて格好良かったし、
出された食事もうまかった。ただ、やすいチケットだったせいでマイルが貯まらない。

クアラルンプール国際空港は、とても綺麗。
中華っぽい雰囲気の麺を食べたけど、まあ、まあまあ。
空港内のCD屋さんで日本のCDが1枚300円くらいで売っているのを発見。

またマレーシア航空に乗って、今度は一路バンガロアへ。
機内はほとんどインド人。4時間弱飛んで、バンガロアに到着。

飛行機が空港に近づくと、だんだん下の風景が見えてくるのだが・・・車がいない!
真っ暗の中、ぽつぽつと村の明かりが点在するだけで、車のライトが全く見えず。
ぼーっと眺めていたら、ある区域がいきなりぱっと明るく浮かび上がり、驚く。
きっと、停電から復帰した瞬間を見たんだと推測。

バンガロア国際空港の入国審査までは順調。
しかし、X線検査で引っかかる。予備用に故障しているPCを持参していたのが、
PCの持ち込み制限に引っかかって、このまま持ち込むなら関税を払えという。
日本での価格はどれくらいかと聞かれたので、正直に20万円くらいと言ったら、
100000ルピーの53.2%を関税としてかけるといって引かない(1ルピー=約2.4円)。

実はこのPCは壊れているからそんな価値がないといっても聞いてくれない。
鞄から出して見せようとすると、開けるなと言う。
さっきは計算ミスしてて、実は10000円なんだよと言うと、
いやいやもっと高いだろうと言ってくる(確かに高いんだけどね)。

まったく話が進まないので、先に出ていたボスを呼んできて交渉してもらい、
結局10000円を認めてもらって約3500円を支払うことになったのだが・・・

「あー、見えるところでお金出すな、出すな。こっそり渡して。」

そういうことですか。まぁ、確かに法律には2台以上持ち込むなと書いてあったけどね。
しかし、そうとわかっていればもっと交渉の余地があったのに・・・。
鞄から取り出そうとした時に制止したのは、実際に壊れていたら困ったからでしょう。
うーん、税関史からしてこうか。してやられました。

到着ロビーは客引きでごった返してすごい騒ぎでした。
「タクシー?タクシー?」と言ってくるおっちゃんたちをすり抜け、
我々の迎えの車にたどり着く。若いあんちゃんが鞄を乗せてくれて、
車に乗りこみ、一安心・・・と思ったら、あんちゃんが「チップ、チップ」と。
実は迎えの人とは全く関係ないあんちゃんが荷物を運んでくれていたのでした。
両替したばかりで誰も小銭を持っておらず、もたもたしていたら「てんだらー」というので
思わず払ってしまいましたが、よくよく考えるとお茶1杯が2.4円の国で1000円・・・。

インドはミラクル。

投稿者 たかなし : 15:37 | -

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コメント

中国もそんな感じでしたよ。
油断したら負けです。
いかに引っかからないかを学びました。

投稿者 KEN : 2006年7月7日 00:24

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