2006年10月18日

Healing Moon

新理科教育フォーラムの ML で流れてたきたのですが、
こんなアイテムがあるみたいです。
リラクゼーションルームライト 「Healing Moon」

月の満ち欠けを再現できるインテリア・ルームライトで、
月面の海やクレーターもリアルに再現されています。
 #内部光源で光っているので、
   「半月の方がクレーターが見やすい」
   ってことは再現してくれませんが。
本来は、その名の通りヒーリングやリラクゼーションを目的としたものみたいですが、
自ら光るので夜の暗い場所でも見え、観望会のときの説明とかにも使えるかもしれません。
電源は電池みたいですし。

7,140 円か〜。欲しい。。。

投稿者 KEN : 14:13 | 2007年度以前の記事 | コメント (351) | トラックバック (135)

2006年10月17日

118

アメリカとロシアの研究チームが 118 番目の新元素を発見したそうですね。
原子番号が 118 ってことで陽子数が 118 個、それに中性子が 176 個だそうで、
当然、一番重い元素になります。

発見したのは、アメリカのローレンス・リバモア国立研究所とロシアの原子核合同研究所のチーム。
カリフォルニウム(原子番号 98 )に、カルシウム(原子番号 20 )イオンを衝突させて、
その際にできた粒子が放射線を出していく過程で、新元素ができていたらしい。
新元素が存在した時間は約 1 万分の 9 秒。

これって、どれだけ長い時間存在していれば新元素って決まりはあるのかなぁ?
専門外なんで全然わからないのですが・・・。

それは置いておいて、リバモア研究所の web には、さっそく新発見のニュースが。
動画というかアニメーション付きで詳しく説明しているところはさすがだなと思います。
http://www.llnl.gov/pao/news/2006/element118.html
こういう科学的なアニメを作る人が研究所にいるのでしょうか?
日本ってあまりこういうの見ませんよね?見ても JAXA くらい?

基本的な科学的事項を説明するアニメとか CG って、あるようでなかなか手に入りません。
しかもフリーのものはなおさら。
でも、発表用のスライドを作っていると、欲しいもの、あると便利なものっていっぱいあるんですよね。
天プラにも画像アーカイブはありますが、アニメや CG はありません。
誰か作れる人を引き込みたいですね。


はてさて、新元素にはどんな名前がつくでしょうか?

投稿者 KEN : 23:56 | 2007年度以前の記事 | コメント (236) | トラックバック (91)

2006年10月8日

full moon

天プラが主催しているミタカ星空プロジェクトの一環、
子育て中のお母さんお父さんのための天文教室、みたか宇宙塾
今は、第T期の講義はすべて終わり、
各家族ごとに、夜、実際に星を見ながらの望遠鏡講習をやっている段階です。
今日も、一家族の講習を行ってきました。

昨日までの嵐が嘘のようないい天気☆
こんなに晴れたのは久しぶりです。
しかも今日は満月。
中秋の名月は昨日でしたが、満月は今日なんですよ。

受講生のお父さんには、望遠鏡の組み立てから、
月やアンタレス、アルビレオの導入へと挑戦してもらいました。
望遠鏡の操作は慣れですからね。
ぜひ、これから先もどんどん望遠鏡を借りて、使って欲しいと思います。
片づけは 3 歳の娘さんも手伝ってくれました☆

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その後、せっかくの晴なのでもったいない、ということで観測モード。
Y 本くんと K 保田さんが来てくれました。
なんと、I 見さんも終電で来ると。
いや、電話がかかってきたから冗談で誘ってみたんだけど…言ってみるもんだ(笑)

観測対象は、
同時間ですばるでも観測しているはずの 4P/Faye (フェイ) 彗星。
しかし、意外に雲が流れる流れる。
I-band は撮れると思いますが、V-band はつらいかな・・・?

それでも、観望にはまったく問題ない空なので、
積分時間の合間に 20cm 双眼鏡を持ち出して、秋の空を観望。
M31 アンドロメダ銀河、散開星団 h-χ、 M42 オリオン大星雲、M45 すばる(プレアデス星団) ……。
満月のせいで普段よりは見栄えが悪かったものの、十分楽しめました。
そして、満月は明るかった!!
目がつぶれるかと思いましたよ(笑)
ちなみに写真は、携帯電話のカメラに双眼鏡を覗かせて撮った月です♪

さて、全員そろったら、お月見だな。
団子やまんじゅうも買ってあるし(笑)

投稿者 KEN : 23:03 | 2007年度以前の記事 | コメント (243) | トラックバック (113)

2006年10月6日

Birth of Hydrogen

今日は、「一家に一枚天文ポスター(仮題)」の第 2 回製作会議。
みな、自分のアイデアをポンチ絵にして持ち寄り、
文科省に提出する案を話し合いました。

自分は「水素くんの旅」みたいなものを、半ば頼まれて書いて持っていきました。
要は、私たちの身体をつくっている元素は、
宇宙誕生から今までの過程でどのようにして作られてきたのか、というのを、
水素の視点で追ってみようというものです。

しかし、

まさか自分の案が採用されるとは・・・。

途中に炭素くんを登場させたり、宇宙誕生初期の頃にはクォークくんを出してみたりして、
いわゆる元素の進化をポケモンみたいにキャラクターを変えて表わしてみては?というアイデアも出たので、
ちょっと文科省提出用にバージョンアップをさせないといけません。

というわけで、上にある図は、会議中に遊びながら描いた、
クォークくんたちが集まって、水素原子になるまでのマンガ(?)です。
ご笑覧下さい(笑)

投稿者 KEN : 20:33 | 2007年度以前の記事 | コメント (244) | トラックバック (117)

2006年10月5日

2 / 12

10 月 15 日の、国立天文台観望会上半期反省会に向けていろいろと集計作業をしているのですが・・・

なんと!!


上半期観望会全 12 回のうち、晴れたのはたったの 2 回。
勝率約 16 %ですよ。

観望会の晴天率は年々下がっていますね。
上半期だけで比べると、2004 年度は 50 %、2005 年度は 33 %。
それにしても、今年度はひどい(泣)
自分が観望会学生スタッフチーフに就任してから晴天率が激減、っていう感じがして嫌ですね。。。

それでも、来台者数が減っていないのがせめてもの救い。
むしろ増えてくれています。
最近は、曇っても 100 人以上のお客さんが来てくれています。
それだけ観望会も周知されてきたのでしょう。

晴れないのであれば、なお一層のサービスが求められます。
曇っているけど、星は見れないけど、それでも来たいと思える。
そんな観望会にしていかなければ、と思います。

投稿者 KEN : 19:23 | - | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月4日

anisotropic

今年も早いもので、もうノーベル賞の季節。
今年のノーベル物理学賞が昨日、発表されましたね。
今回は天文学、NASA の John C. Mather 氏と、
米カリフォルニア大学の George F. Smoot 教授です。
受賞理由は、
「宇宙マイクロ波背景放射が黒体放射に一致することと、非等方であることを発見した」
功績だそうです。

詳しい話は、また今度紹介するとして、
やはり今回の発見結果の画期的な点は、
今まで理論でしか語れなかった宇宙の誕生、宇宙初期、そして宇宙の進化を、
観測で明らかにすることができたということでしょう。
今回の発見が、やがて WMAP につながり、宇宙の年齢をかなり小さい誤差で求めることに成功したのです。

理論あっての観測、そして観測あっての理論です。
どちらかが偉いわけでもありません。
自分も系外惑星をやっていて、いつも思います。
理論と観測の追いかけっこですから。

なにはともあれ、お二人とも、おめでとうございます。

投稿者 KEN : 23:09 | 2007年度以前の記事 | コメント (236) | トラックバック (102)

2006年10月1日

Star Party Part.3 → Astro Club

今日は、かな〜りハードな一日だった。

昨日からの続きで、天プラなおしゃべりが朝まで。
しゃべりながら、今日のアストロクラブ用のパワポをつくってましたが、捗らない捗らない。
途中 3 時間くらい眠るも、あまり回復せず。
10 時前にはお世話になったスターパーティーを発ち、一路東京へ。

電車の中では寝るはずが、結局、高梨さんや I 見さんと話してしまい、一睡もせず。
昼過ぎには東京・三鷹へ。

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このあと、2 人と別れ、あおぞら実験室へ。
途中、買い物を頼まれ、いろいろとしているうちに、外に出たら・・・・・・雨?
急行すると、とりあえずやっていた。
途中から加わり、液状化現象実験具エッキーをつくったりしているうちに、雨は本降りに(泣)
泣く泣く引きあげ、ちかくの喫茶店で反省会&打ち合わせ。

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打ち合わせを途中で失礼して、今度は三鷹市立第四小学校へ。
以前にも何度か登場したアストロクラブ(2006/4/272006/6/25 を参照)で、
本来ならば観望会だったのですが、あいにくの天気なので、僕のほうで夏の星座についてのお話を。

とはいっても、すご〜くコアな話をしてきました(笑)
扱った星座は 2 星座(こと座とはくちょう座)だけ。
その中にある天体について、いろいろと話したわけです。
たとえば、ベガの周りには塵の円盤があるとか、M57 は、太陽程度の質量の星がガスを放出しながら死んだ跡だとか、・・・。
もちろん、噛み砕いたつもりではあったんですが、砕ききれてなかったかもしれません。
なんせ、久しぶりで顔や名前はおろか、年齢層をちょっと忘れてましたからね。
子どもたちも元気で、時折り、まったく話を聞かないですから(苦笑)
次からはもう少し、工夫します。

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アストロクラブが終わったあとは、参加したメンバー(高梨さん、平松さん、N 狩さん、I てつさん、I 見さん、K 安さん、K 保田さん)でお食事へ。

なんかすご〜くいっぱい食べた気がする。。。
食べっぱなしの 3 日間を象徴する最後でした(笑)

さて、明日からは現実が戻ってきます。。。

投稿者 KEN : 23:27 | 2007年度以前の記事 | コメント (254) | トラックバック (128)

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