2008年6月5日

91 steps

今日の観望会には、姫路特別支援学校・中等部の皆さんがいらっしゃいました。

名前からもわかるとおり、さまざまなしょう碍を持った生徒さんたちがいらっしゃったのですが・・・
今日は、つくづく星の子館(の観望会)が、「人」に優しくないなぁ・・・と実感しました。

いつぞや書いたかも知れませんが、
うちの基本的な観望会のスタイルは、
5階の「天文ルーム」で、その日の星空や観望する天体についてのお話を 10 分〜 15 分し、
(曇雨天のときはこれのみなので、もっと長く、クイズ大会などもしたりします)
その後、望遠鏡のある最上階観測室に移動するのですが、これが曲者なんです。

観測室は、階でいえば 10 階相当。
しかし、星の子館は 6 階(天文ルームの1つ上の階)までしかエレベーターがありません。
なので、通常は 5 階の天文ルームから観測室まで、延々階段を上ってもらうことになります。
その数、なんと 91 段!

たとえ、健康な方でも結構疲れます。
ましてや、高齢の方や小さい子どもたちには、もう途方もない数です。
(それでも、子どもたちは数を数えながら元気よく上ってきてくれるのでいいですが・・・)
それでも、まだ上れるうちはいいでしょう。
車椅子の方たちは、とてもじゃないですが上がれません。

今回は、本当にたまたま、車椅子の生徒さんは1人だったので、
先生方が担ぎ上げてなんとか上まで来られましたが、いつもそれができるとは限りません。

星を見る機会は、どんな人にも平等にあるべきです。
ましてや、星の子館のような公共機関ではなおのこと。
しかも、児童館ですよ?

設計段階で話が出なかったのでしょうか?
安藤忠雄設計とのことですが・・・まさか利便性よりもデザインを優先したってことじゃないといいのですが・・・。
せめて、天文ルームを 6 階にすることができなかったのか?
(ちなみに 6 階は読書ルーム。6 階である必要性は皆無でしょう。)

いまさらどうにかできる問題ではないだけに、悔しいですね・・・。

投稿者 KEN : 23:19 | 星の子たより

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コメント

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投稿者 Gucci bags : 2013年5月13日 16:44

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