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2010年10月2日

ALMAの現状を垣間見る

10月になってしまいました。8月21日に台湾を発ってこちらに来てからもう1カ月。早い早い。今はサンチアゴにいますが、来週の金曜日にまた標高3000mのOSFに行って試験観測当番を8日間、それで今回のチリ出張は終わりです。これまでの最長は5週間のチリ出張だったので、2ヶ月の出張なんてどうなるんだろうかと思ってましたが、あっという間です。

日本の国立天文台のALMAウェブサイトには、標高5000mサイトでアンテナが8台になったというニュースが出ています。(山頂のアンテナが8台体制に)。これらは口径12mのパラボラアンテナを持つ電波望遠鏡ですが、このうち1台(右から2番目)が日本が製造を担当したアンテナ、残りはアメリカ製です。日本はこのあともう3台の12mアンテナと12台の7mアンテナを担当していて、12m3台と7m1台は既に3台標高3000m地点で組み上がって性能評価中です。残りの7mアンテナのうち4台は、先日チリに到着したようです。今は山頂には日本のアンテナが少ないですが、まあ早く持って上がればいいってもんでもなくて、組み立て後にきちんと性能を出して問題点をつぶしてから運ぶべきなので、そんなに気にしなくても大丈夫。

こうして次第にモノがそろってきたので、いろいろなところで素晴らしい動画や写真が公開されています。建設前の何もない砂漠もそれはそれで絵になるのですが、現在進行形でデカくて動くモノができてくる様子はまた違った意味でおもしろい。というわけでここでは2つご紹介。

ひとつめは、アメリカ国立電波天文台のALMA Explorer(音が出ます)。ALMAの山麓施設Operation Support Facility、山頂施設 Array Operation Site、それから近くのオアシスの村サンペド

投稿者 平松正顕 : 23:10 | 海外出張日記 | コメント (0) | トラックバック (0) | このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - http://www.tenpla.net/cgi/hlog/archives/2010_10_2_316.html

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