2009年8月19日

「君が天文学者になる 4 日間 at 姫路」 3 日目

さてさて「君天」も 3 日目が終了しました。
もうほとんど終わったようなものですが(笑)
無事に研究発表も終わり、今日は日付が変わる前に寝ることができたかな?
 #高校生は元気なもので、結構、はしゃいでましたが(笑)

昨晩から、ほとんど仮眠程度の睡眠時間で、
みんな解析に、考察に,、スライド作りに邁進していました。

比較的余裕があったのは A 班でしょうか。
13 時半ころには一通り発表スライドを完成させ、発表練習をしていました。
僕は研究発表会を聞きに来て下さる先生方を姫路駅まで迎えにいっていたので、
最後の追い込みの様子は見ていないのですが、
なかなかに時間が足りなかったようです。

そして迎えた研究発表会。
例年、国立天文台で「君天」を開催しているときは、台内に研究者があふれていますから、
研究者の方々がワラワラと見に来てくださるのですが、星の子館はそうは行きません。
いろんな方にお願いして、大学関係者や高校の先生方、科学館職員の方などに来ていただきました。

発表は A 班から。
タイトルは「惑星状星雲 〜恒星たちの軌跡〜」です。
一回練習しただけあって、堂々と発表できていましたね。
発表後は矢のように質問を浴びていましたが・・・(笑)
M57、NGC6543 それぞれのスペクトルのグラフもきれいにできていました。

続いて B 班。
タイトルは「火星に生命は存在するか」。
当館の分光器で得た可視スペクトルと、
すばる望遠鏡の COMICS の赤外スペクトルデータを使っての研究でした。
時間が足りず、解析が途中までとなってしまったそうですが、
質疑応答にその場でホワイトボードを使って説明するあたり、立派でした。

最後は C 班。
タイトルは「星の一生と散開星団の関係」。
散開星団の色−等級図が登場し、測光の努力の成果が見られました。
最終的な結論に関してはかなり厳しいコメントもありましたが、
3 日間という短い時間の中ですから、考察が足りないのも仕方ありません。
今後、煮詰めていけばいいのです。

兎にも角にも、高校生の皆さん、発表おつかれさまでした!


その後、入浴、食事とのんびりと休憩時間を過ごし、
(卓球でアグレッシブに動いていた男子たちもいましがた・笑)
その後は観望会に参加してもらいました。
幼稚園児たちと一緒です(笑)

その後、懇親会で、スタッフの自己紹介で盛り上がったり、
松倉くんの日食の動画をみんなで見たりしつつ、特別観望会へ。

19 時の一般観望会には前述したように参加してもらったのですが、
まだまだその時間帯は空も明るく、また木星の高度が低かったので、
急遽、特別観望会を開くことにしたのです。
貸切ということで、多くの天体を観望することができました。
A 班の観測対象でもあった M57 や NGC6543、球状星団、木星や海王星・・・。
終わりには、小関さんが情報を持ってきてくださったクリステンセン彗星を見てお開きとしました。

片づけをして、夜食を食べて、23 時 30 分には解散。
今晩はゆっくり休んでもらえればと思います。

投稿者 KEN : 23:54 | 星の子たより

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.tenpla.net/cgi/tslog/tt-cgi/tt_tb.cgi/386

red bottom shoes

雑感帳・塚田編 「君が天文学者になる 4 日間 at 姫路」 3 日目

red bottom shoes : 2013年5月17日 20:15

コメント

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ