2005年3月5日

文部科学省パブリックコメント

以前に募集していた『科学技術の振興に関する国民からの意見募集』についてのまとめがでていたようです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu11/siryo/04102701/005.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2004/04090701.htm
昨年の10月6日締め切りで発表が19日ということは、結構すばやくまとめられていたのですね。募集のページは締め切りが過ぎたあともチョコチョコ見ていたのですが、資料が出ていたのには気づきませんでした。寄せられた意見は全部で359件ということですが、少なくないですかね。もっとひろく呼びかけたら、もっといろんな意見も集まる気がします。

また、アウトリーチに関するこの委員会の議論は
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu11/gijiroku/05021602.htm
にあります。『科学者にコミュニケーションスキルがない』ということになっていますが、実際はどうでしょう。うまい人も今ひとつな人もいますが、そりゃあ年1回くらいしか機会がなくてぶっつけ本番では、うまくいかないのも当然ではないですかね。研究者が忙しいというのは研究者に囲まれていてよくわかりますから、余暇でアウトリーチをやるには限界があるでしょう。だからこそ、きちんと制度としてのアウトリーチを整備する必要があると思います。

と書いていると、文部科学省に提出した意見がバレバレですね。まあ他にも読んでいて顔が浮かんでくる人がいますけど。

あとは、ポスドクをアウトリーチに使おう、というのも少し気になります。もちろんアウトリーチ活動に対してきちんとした補助や評価がなされるのは歓迎ですが、ポスドクの先のポストもきちんと整備して欲しいものです。

投稿者 平松正顕 : 23:35 | hiramatsu log

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