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2009年2月10日

TIARA Winter School 終了

先週5日から今日まで、うちの大学でTIARA Winter School on Star Formationが開催されていました。TIARA (高等理論天文学研究中心) というのは僕が雇われている中央研究院天文及天文物理研究所の理論研究部門で、ここが主催して毎年トピックを絞って冬の学校がおこなわれるのです。去年は太陽系外惑星がテーマだったようですが今年は星形成、僕の専門分野だったのでずっと講義を聞いていました。久しぶりの講義を、しかも英語でびっちり聞いたので疲れましたが、とても興味深く勉強になりました。

何より講師陣が豪華なのです。スピッツァー宇宙望遠鏡で銀河面をサーベイしたGLIMPSEプロジェクトの筆頭研究者(P.I.) Ed. Churchwell、NASAジェット推進研究所の Science Division Manager Harold Yorke、イリノイ大学アーバナシャンペーン校の天文学科のトップ Richard Crutcherなど。台湾のスタッフに聞くと「台湾では星形成の授業が十分にできないから、こうして海外から呼ぶんだよ」と言っていましたが、いやはや、これだけ星形成分野をくまなくカバーするような授業は日本でもそうないでしょう。

なんでこんなに豪華な講師陣が組めるのかと思ったのですが、中華民国出身の偉大な理論天文学者 Frank H. Shu のおかげなのかもしれません。星の形成に関する理論や銀河の渦巻き模様の成因に関する理論などで大きな成果を残した人で、僕が今いる国立清華大学の前学長でもあります。TIARAの設立にも大きな役割を果たしたとか。今回のウインタースクールでもサプライズでフランクが登場するんじゃないかと言う噂があったのですが、結局それはありませんでした。しかし本人の姿が見えなくても十分に"存在感"を残せる豪華な講師陣でした。

せっかくの機会だったので、僕もUCバークレーのProf. Leo Blitzに自分の研究紹介をしました。「もう論文になってるの?もうすぐ論文になる?できたら送ってね。」と言われたので、がんばらなくてはいけません。

投稿者 平松正顕 : 23:07 | 研究生活@台湾

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コメント

はしばらくの時間を経験して激しいもがいた後、彼は辞任2009年回?後、万物は妻と1家の中古品店を引き継いだつもりで、この店のオーナーは香港の友達、商品販売の腕時計を中心に。

投稿者 ルイヴィトンコピー財布 : 2013年1月24日 18:14

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