2006年6月4日

星空カメラ i-CAN

引き続きATPが海外で人気です。イギリスとかチェコとかスロバキアとか、ついに東欧まで制覇ですか。8月にはチェコのプラハで国際天文学連盟の総会があります。僕は行かないのですが、参加される方はぜひATPをご持参ください。

しかし Improbable Research に掲載されてからもう一ヶ月がたとうとするのにまだ連鎖が止まらないとは、ネットワークのチカラってすごい。

ネットワークのチカラでもうひとつ紹介しましょう。以前、チリ・アタカマ高地の風景や星空も見ることができるALMA建設記録映画紹介しましたが、今度は生の星空が見られるライブカメラ i-CAN です。チリのほか、シカゴやフロリダにもカメラがあります。チリは地球の裏側ですから、ちょうど昼夜逆転していて日本の昼間でも星空が見られるわけです。しかもチリのカメラはALMAの山麓施設(標高3000mくらい)においてあって、あそこは非常に乾燥したアタカマ地域なので、たいてい天気もよく星空が楽しめます。特別に予約などが入っていなければ自由にカメラを動かすこともできますので、いろいろ星座を探すこともできます。地球の裏側なのですこし映像が届くまでに時間がかかるのですが、南十字やケンタウルス座α・β星などは探しやすいので、オススメです。まだ見ていないのですが、大小マゼラン雲も見えるでしょうか。試してみる価値はあると思います。

投稿者 平松正顕 : 23:08 | hiramatsu log

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コメント

先日、ハワイの山頂からi-Canを操って新天体の位置確認をしました。5等の新星が出現したとの情報があって、確認のために使いました。結局誤報だったんですけど、5等という微妙な明るさの天体をすぐに撮像出来る望遠鏡はなかなかないので(ほとんどの望遠鏡では明るすぎて撮像不能)、重宝しました。

投稿者 たかなし : 2006年6月14日 16:52

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