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2008年8月13日

宇宙の大規模構造扇子発売!

月刊星ナビのコラム連載やアストロノミカルトイレットペーパーの販売、研究にも役立っているステラナビゲータなどで何かとお世話になっているアストロアーツさんから、天プラプロデュースによる新商品、LSS扇子が発売されました。オンラインショップはこちら

LSS (Large Scale Structure) とは、宇宙の大規模構造のことです。直訳ですね。宇宙にはたくさんの銀河が存在しているわけですが、一様に散らばっているのではありません。銀河が集まっているところが網の目のように広がっていることが、様々な観測からわかってきました。古くは1977年のCfA Redshift Survey、最近では日本のグループも貢献しているSloan Digital Sky Survey: SDSS(このプロジェクトを支援しているスローン財団のスローンさんはGeneral Motorsの会長)まで。この世の中を知るには地図が必要、という極めてストレートな目標に対して天文学者は長年努力してきました。結果、SDSSでは数十億光年にわたる範囲での銀河の分布が描き出されているわけです。

で、上記CfA SurveyやSDSSのページにあるような図を見て、扇子にしたい!と思った天プラメンバーが仲間を集めて作ったのがこのLSS扇子です。本当は実際の観測データを扇子にしたかったのですが、許可を取るのが大変そうなのと、観測範囲が狭くて扇の角度に足りないことから、宇宙の大規模構造のシミュレーションを専門とする方からシミュレーションデータを提供していただいて、今回の製品となりました。暑いさなかのオリンピック・高校野球観戦や花火大会のお供に、銀河の風をおひとつどうぞ。

投稿者 平松正顕 : 19:38 | 科学コミュニケーション

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コメント

平松先生、こんばんは。

数十億光年の宇宙の大規模構造が、小さな扇子にするときに観測データでは足りないというお話を伺って、本当に楽しいです!!!

私は、ニュートンの創刊号からの愛読者なので、宇宙の大規模構造の丁寧なイラストはたくさん見せてもらっています。
後になって、SDSSで描き出された不思議な不思議な泡構造に、ああ、やっぱり本当だったんだとため息が出ました。
・・Sloanは立派な方のお名前だったんですね。

先生の7月28日のブログで、中国北西部の皆既日食を紹介してくださっていて、映像も拝見しました。
ダイヤモンドリングもきれいに写っていて、本当に素晴らしい映像でした。
友人にも教え、二人でしばし感動に浸りました。
どうもありがとうございました。

扇子はもう注文しましたので、到着が楽しみです。
                   AMABILE     

投稿者 AMABILE : 2008年8月16日 01:23

AMABILEさん、コメントありがとうございます。
そして扇子をご注文いただきありがとうございます!
皆既日食は一度生で見てみたい天文現象の一つですね。時間とお金と運が必要ですが、何とか実現したいものです。

投稿者 平松正顕 : 2008年8月27日 20:39

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