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2008年9月22日

舞台は世界

北米・欧州・東アジアが協力して作る電波天文台ALMA、公式サイト alma.cl に首脳部の人事が載っています。

  • ALMA Director: Dr. Thijs de Graauw
  • ALMA Project Manager: Dr. Richard Kurz
  • ALMA Deputy Project Manager: Dr. 長谷川哲夫
de Graauw氏は欧州(オランダ)、Kurz氏はアメリカで学位を取りNASAとかALMA欧州をまとめてきた人、そしてわが師・長谷川さんは日本。3極の力を合わせて、という陣容ですね。長谷川さんは僕が台湾に移った後の5月から、チリに渡ってALMAの臨時プロジェクトマネージャーをされていました。11月からは正式にプロマネ代理、となるそうです。

長谷川さんは僕が大学院に入ったころからALMA日本グループのプロジェクト・サイエンティスト、プロジェクト・マネージャーを歴任されるお忙しい方でしたが、観測データの解釈を質問に行くと短くとも鋭い指摘をいただくことができました。昨年度末の送別会の時も、「天文学という分野では日本でトップになっても仕方がない。世界で頑張ってほしい。」と僕を送り出してくださいました。そしてその1ヶ月後には長谷川さんご自身も1000億円規模の国際協力プロジェクトを中央で引っ張る立場になられたわけです。超の字がつくほどの激務だと思います。長谷川さんたちのお仕事に報いることができるように、ALMAができた後の研究をしっかりできるように、僕も頑張っていかなければ。

投稿者 平松正顕 : 23:54 | 研究生活@台湾

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